- 拍手を打つのはなぜ?
- 神拝に際し、両方の手のひらを打ち合わせて鳴らすことを「かしわで」といいます。漢字では通常「拍手」と書かれますが、これは「拍(はく)」の字が「柏(かしわ)」の字と混同されて用いられたことから生じたという説もあります。
柏手は歓喜・感謝などの感情を表現し、その音により邪気を祓うためともされています。
拍手と拝(はい)の形式は、神社によっても異なります。手の打ち方には、ニ拝二拍手一拝のときに打つ「短拍手(みじかて)」、八つ打ってさらにその終わりに短拍手を一つ打つ「八開手(やひらて)」、「直会(なおらい)」で盃を受けるときに一つ打つ「礼手(れいしゅ)」、「神葬祭」のときに音をたてずに打つ「忍手(しのびて)」などがあります。
なお、拍手は本来、神の出現を願っての、歓喜・喝采・賛意・誓約・感激・感謝をあらわすことから発したとされています。